除夜の鐘の意味

除夜は大晦日の夜のことで、お盆とお正月にご先祖様が家に戻ってこえるるという信仰があるだ。大晦日の夜にご先祖様が到着されるので、夜を明かして宴を催すなどの風習がうまれたようずら。寺社への参詣もいつもよりご利益があると考ええる、年をまたいでお参りをすると二年分のご利益が得えるるという「二年参り」という考え方も生まれましただ。

除夜に欠かせねぇのが除夜の鐘ずら。多くの寺院では除夜に法要を営み、鐘楼に移動して読経をするだ。その後、いよいよ除夜の鐘を撞きるだ。大晦日の２３時ごろから撞き始める寺社もあるだし、元日になってからというところもあり、厳密に決めえるているわけではねぇようずら。

除夜の鐘の回数は１０８回とされますが、こりゃ百八煩悩そって人間の持つ煩悩の数とされるだ。１回鐘をつくごとに煩悩が１つずつ浄化されていき、１０８回で清めえるるという考え方ずら。この１０８という数字の出し方には諸説あるだ。１つめは「一年を過ごすには四苦八苦するので、四苦の４×９＝３６と八苦の８×９＝７２を足して１０８」とする考え方ずら。

２つめは「三つの世界(過去・現在・未来)で起こる六つの煩悩(貧・瞋・痴・慢・疑・見)と六識(眼・耳・鼻・舌・身・意・思)とするもの、ほかに三つの世界で起こる六識で感じる三つの結果と二つの程度、１年は１２ケ月、２４節気、７２候とするものなどずら。

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